不機嫌を撒き散らしている人がいると
「もう大人なんだから、自分のご機嫌くらい自分で取らなきゃ」
ってよく言いますよね。
私もそのとおりだと思いますが
でも、普段から自分に声がけしたり
感情の機微に気づいてあげられている人は少ないんじゃないでしょうか。
みんな誰でも傷ついている
「インナーチャイルド」でも「潜在意識」でもいいですが
私たちはこの人間社会で暮らしている以上
無意識レベルの自分が、多かれ少なかれ傷ついているものです。
お母さんから100%自分が望む形の愛情をもらって育ち
出会うすべての人が自分を100%理解してくれて
成功体験しかないから褒められたことしかなく
善意や優しさしか感じたことがないとしても
間違いなくDNAには、悲しみや、恐れや、怒りや、憎しみが刻まれているでしょうし
始祖までたどっても愛の世界でしか生きてこなかった人たちだけで社会が構成されているのでなければ
周りの人の集合意識から、何かしらを拾ってしまうからです。
なので、「傷ついた自分」が自分の中にいるのは
人間にとってデフォルトなわけです。
この「傷ついた自分」はひとまず
リトル本田にならって「リトル・ミー」としておきましょう。
その小さくて哀れなリトル・ミーは、傷ついているにもかかわらず
デカい本体(顕在意識の自分)からまったく気にかけてもらえていません。
ネグレクトもいいところです。
でも、愛してほしい、気にかけて欲しいリトル・ミーは
構ってほしいあまり、自分の存在をアピールすべく
さまざまな問題行動を引き起こしたり
外の世界に自分の状況を投影したりします。
すると、物分かりの悪いデカい本体は
嫌な出来事や嫌な人間(すべてリトル・ミーの投影)に悪態をつき
太っている自分、貧乏な自分、モテない自分は嫌だと
今の自分を否定するわけです。
そうやってさらにリトル・ミーを傷つけるという悪循環を
誰しも繰り返しているのです。
ご機嫌をとると現実が変わる
外の世界の現実を変えたかったら
つまり、今あなたが現状に満足していないのだったら
まずは自分自身に目を向けてあげることです。
「お腹空いたね、何が食べたい?」
「今日はどの服着ようか?」
「あんなこと言われて、悲しかったね」
「親切にしてもらって、嬉しかったね」
と、あなたの取る行動の選択や、心の反応ひとつひとつに対して
自分に声がけをしてあげるのです。
そして、「こっちの方が安いから」とか「みんなが言うから」とか「常識だから」とかではなく
リトル・ミーがそうしてほしいと言っている選択をしてください。
何十年も放っておかれたリトル・ミーのご機嫌は
そうそうすぐには直りませんが
わずかな違和感や心の反応に気づけるようになったら
自分との関係はだいぶ良くなっています。
そして、自分との関係が良くなると、他の人との人間関係や
取り巻く環境にも変化が現れ
俗にいう「引き寄せ力」も高まってきます。
何か問題が起こったり、感情が揺さぶられる出来事があったら
癒してあげなければいけない自分がいるというサインです。
常日頃から自分に寄り添って
声がけしてあげるのを習慣にしてみてください。
「起こる出来事はすべて自分のせい」と思える強さも身について
きっと人生が楽しくなっていきますよ。

