私は、USCPA(米国公認会計士)の
ワシントン州ライセンスを持っていることもあり
地元の友人から
「大学生の息子が、税理士の勉強をするか
USCPAにするか迷ってるんだけど
どう思う?」
と、アドバイスを求められたことがあります。
その時は、LINEで
かなりの長文を返したのを覚えていますが
ネットやら何やらを見ると
「USCPAは取っても意味ない」
「USCPAはやめとけ」
などの
テキトーな意見が散見され
何を信じればいいのか分からずに
悩んでいる方がいらっしゃいますので
私なりの見解をまとめてみました。
Q. USCPAに合格したら、人生変わりますか?
A. 人による。
自分のために努力を積み重ねることで
人生は変わっていくと思うので
努力の構成要素の1つとしてという意味なら「YES」ですが
それだけで人生が変わるかといえば「NO」だと思います。
Q. USCPAに合格しても、日本では意味ないですか?
A. 人による。
2025年時点では、日本の会計士の独占業務を
米国公認会計士が行うことは出来ませんが
外資系企業のアカウンティング業務に携わっているなら
持っておいた方がいい資格だと思います。
ちなみに、BIG4税理士法人にいる時
税理士試験なんて受けたことないけど
USCPAのみでシニアスタッフとして入社してきた人もいるので
金融関係でグローバルに活躍したくて
監査業務にこだわらないのであれば
優秀さを示す大きな指標にもなると思います。
Q. USCPAに合格したら、キャリアアップして、予備校代や受験料の元は取れますか?
A. 人による。
キャリアを積んできたことが前提になりますが
外資でいいポジションに転職するなら
すぐに元は取れると思います。
ちなみに私は
予備校代と受験料トータル 70~80万円でしたが
G社での最初の1ヶ月だけで
元が取れました。
Q. 日本の公認会計士とUSCPA、どっちがいい?
A. 人による。
どうしても日本国内で監査業務をやりたいのであれば
現時点では日本の公認会計士一択になりますが
逆にいえば、日本の公認会計士は
国際相互承認協定を結んでいないので
日本以外での業務はできません。
USCPAは、国際相互承認協定を結んでいる国
(カナダ、メキシコ、香港、オーストラリア等)であれば
一定の要件(研修等)を満たせば
現地の会計士と同じ業務を行うことができるので
グローバルに監査をしたいのであれば
USCPAは持っておいても損はないと思います。
(そのうち日本も国際相互承認協定を結ぶかもしれない)
というわけで
すべての疑問に対する答えは
「人による」
でした!
誰に対しても一様に
「これを持っておけば安心」
なんていう資格は存在しないので
自分自身がやりたいことのために
自分自身を磨いていくのが
最高最善の安心材料になると思います。
もし、将来に対する不安から
「何だか良さそう」という感覚だけで
USCPAを考えているのであれば
お金も時間もかかる受験期間中
モチベーションを維持するのは難しいと思います。
USCPAを受けるか悩んだら
なぜその資格を取りたいと思うのか
もう一度ちゃんと自分と向き合ってみましょう。
そして、もうすでに
USCPA合格に向けて、走り出しているのであれば
「本当に活かせるのか?」なんていう疑問は
受験期間中は横に置いといて
全科目合格するまで
走り抜けましょう。
大切なのは、時間がかかっても、合格することです。
私の友人は
何度も失効しながら
20回以上受け続けて
全科目合格しました。
彼女は、ある種目のオリンピアですが
こういう世界レベルの人の感覚で
取り組みましょう。
短期合格した人の体験記や
すぐに合格できそうな予備校の謳い文句に
心を乱されてはいけませんよ。

